こんばんは
今回もGremlins Inc攻略です。
Gremlins Incのよくできた点として、色々な言語に翻訳されていて勿論、日本語でもプレイできますが、カードの詳しい効果はさておき、基本的な情報は視覚的に見てすぐにわかる点だと思います。
資金、名誉、票の必要、獲得が一目瞭然で最初に軽くルールを理解しただけで、すぐにプレイする事ができます。初心者が上級者になるためにはカードの細かい効果を覚えておかないといけませんが、そのような知識と実際のプレイの経験値によって実力が上がっていくという点が面白いところですよね。
腐敗した資本主義社会を描いたゲームですが、課金要素全くなし笑。めちゃくちゃ健全です。ゲーム内では悪い事たくさんしてますが、はたから見たらすごい正々堂々と勝負している事になります。その矛盾がまた面白いですね。同じデッキのカードを使うことから、暗記の要素も含まれていますし、奥が深いです。
さて、キャラ分析です。
・盗人(対人能力あるがリスクもあり。犯罪カードによるボーナスあり。個性的な能力。多人数戦で使えば刑務所送りされても活躍できる!)
さて盗人ですが、刑務所スタートという点も個性的です。強制的に不幸踏まされます。不幸マスで使用できるカードは最初の手札替えで手持ちに入れておきたいですね。アビリティを見てみましょう。
- 使用した犯罪カード1枚につき 名誉+1
- 刑務所ランク「ゴロツキ」からスタート
- プレイヤー争いで負けた時に相手が支払ったゴールドを全て獲得
- 相手がいるロケーションに後付けした時、相手1人からゴールド奪取(サイコロ1で自分が逮捕)
使用した犯罪カードに補正がかかる能力。名誉獲得ボーナスという事で強い能力であることは間違いないです。犯罪カードが手元に来たら、移動には使わず使用する事を第一に考えましょう。手札を見られて刑務所に送られる?それを恐れていては盗人はプレイできません。手札に犯罪カードが1枚でも含まれる確率は40%超です。
刑務所にぶち込まれても盗人の場合、態度は「悪」を選び続けましょう。早く刑務所から出たい盗人プレイヤーは盗人をそもそも選ぶべきではありません。刑務所ランクはそのために「ゴロツキ」からスタートしているのです。こんな荒いプレイ方法では多人数プレイ、ランカーセッションでも1位を取る事は難しいでしょう。しかし、プレイしての楽しみは随一だと思います。みんなでわいわいプレイしている時は台風の目になれるはずです。
悪意が溜まるのが怖い?じゃあ、盗人は選ぶべきではありません。6人プレイでも2択です。選ぶのはやめましょう。しかし、多人数プレイの時こそ光るのが盗人だと思います!
多人数プレイの嫌なところとして、「自分のターンまで回ってくるのがダルい」「刑務所に入ってるとすごい暇」「勝ち目ないと頑張りきれない」という事があると思います。多人数プレイでこんな嫌なことだらけでは、ゲームする意味がわからなくなってくると思います。それを解決してくれるのが盗人なのです。
普通、刑務所に入るのは誰もが嫌がることですが、盗人プレイ時は 刑務所送りは屁でもありません。拘留4ターン?そっちの方が嬉しいくらいですね。
すぐに刑務所レベルを上げて、相手へ不幸を送り込む。多人数プレイで刑務所に送られて来た哀れなグレムリンからむしり取る(「上納」「新たな仲間」)のも楽しみの一つです。もちろん、ゲーム開始直後は態度「悪」を取り、「いじめ」が出たら即採用ですよ。刑務所ランクアップを狙っていきましょう。
盗人プレイ時は刑務所に行く事が苦でなくなります。やけになると慣れてしまいます。普段の丁寧なプレイでは態度「悪」はほとんど取りませんが、盗人はその逆をいきます!逮捕?刑務所?どんと来い。後でお前に痛い目を合わせてやる、その気持ちが大事です。
そのため、多人数プレイではトリッキーなプレイができてとても楽しいのです。
さて、そんな盗人、対人能力も備えていて、相手にした場合など、他のプレイヤーは気を使う事となります。まずはプレイヤー争い。盗人相手にプレイヤー争いをしかけた時、自分の支払った額はそのまま盗人の懐に入ります。市場の前辺りでプレイヤー争い→盗人負け資金獲得、自分は資金カラカラ→次のターン盗人「脱獄」カード使用でターン追加→プレイヤー争いで刑務所ブチ込まれる なんて事は想定しておきましょう。相手は盗人です。刑務所に入ってもへっちゃらだと思っている可能性があります。無謀なプレイヤー争いは盗人にはしかけない方が懸命ですね。
さて最後の効果。検事の効果と似ています。相手がロケーションにいる時に後から、そのロケーションにたどり着くことで、サイコロの結果によって、相手の手持ち資金から
- 2→10%
- 3→15%
- 4→20%
- 5→25%
- 6→30%
の資金を奪い取る事ができます。サイコロで1が出てしまった場合は自分が刑務所送りとなります。ロケーションでカードを使用することもできません。先ほどまでの力強さとは一転しますが、ロケーションでカードを使えないのは痛いです。平均すると相手の資金の約17%を奪う事が期待できます。
さらに検事との比較をしてみましょう。検事が後付けした場合、相手から2倍のワイロを受け取れます。貧乏人以外に後付けした場合、基本的には40G以上奪う事ができるのです(初期ワイロが-20Gのため)。これを盗人の期待値に当てはめると、相手が250G持っている時に40G奪う事ができるとちょうど16%を奪った事になります。つまり、相手が250G以上を持っている時は盗人が盗む資金の方がお得になります。
ただ、盗人のこの能力は刑務所送りになる可能性があるので、終盤の名誉争い中は使いにくい印象があります。結局のところ、刑務所に行ってナンボなんですよね。刑務所に行くカードがない(笑)という時は相手に後ろ付けしたら、サイコロ振って刑務所に行く事ができるという戦略は取る事ができます。
検事を選んだ時の戦略と同様に資金を奪取した後のプレイヤー争いは覚えておきましょう。盗人はプレイヤー争いで負けたとしてもメリットがあるのでガツガツしかけましょう!
さて、まとめです。
- 盗人は対人能力あり。検事より強力な資金奪取能力あり。その後のプレイヤー争いも忘れずに。
- 刑務所でも活躍できるが、悪意は溜まる。「いじめ」選択は必須。
- 善良プレイする事もできるが、魅力半減。
- 多人数プレイでは嫌がらせキャラとして活躍!
- 刑務所を楽しめる唯一のキャラクター