JALカード1年使用で9万マイル貯まったので内訳

気付いたら90000マイル

4月からJALカードを使用し始めて1年がもう少しで経とうとしています。マイルを使用する事がなく、貯まっていく一方でした。気付いたら9万マイル貯まっていたので、その内訳を調べてみました。正直、ここまでマイルが貯まっているのは驚きで、航空券以外で貯まるショッピングマイルに関しても高額使用している覚えはありません。ゴールドカードであれば自動加入となる「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に加入していても「100円につき1マイル」(通常であれば200円につき1マイル)ですので大したマイルにはならないはずです。少なくとも私は900万円もの大金は年間を通してもJALカードでは使用していません。

9万マイルの価値

マイルの使用方法として最も割が良いと言われているのは特典航空券(航空券との引き換え)になります。海外航空券との引き換え、特にビジネスクラス以上の交換では割が良いと言われています。マイルを貯めている方もこの海外特典航空券を目標に貯めている方が多いと思います。

特典航空券の交換目安として、私も好きなハワイへの航空券を想定してみましょう。9万マイルを一つの目安として考えるとなかなか都合が良いのです。

JAL東京(羽田・成田)ーホノルル エコノミーへの交換

日本航空(JAL)ハワイへの特典航空券での交換となると片道20000マイルです。往復で40000マイル。2023年3月はキャンペーンで驚愕の片道14000マイルとなっています。直近のハワイへの航空券の値段は片道4万円~6万円程度となっているので1マイルで2~3円程度の価値となっています。燃油サーチャージは別途かかります。つまり8万マイル貯めるとハワイ往復航空券(エコノミークラス)をペアで取得する事ができるという計算になります。ちなみにマイルを他の家族の航空券への交換は2親等以内に限られるので注意が必要です。

JAL東京(羽田・成田)ーホノルル プレミアムエコノミーへの交換

日本航空(JAL)で行くプレミアムエコノミークラスでの特典航空券への交換は片道30000マイルとなっています。往復で6万マイルですね。片道11万~13万という値段である事を確認すると1マイル3~4円程度の価値になります。エコノミーを組み合わせると片道5万マイル、9万マイルだとペアでいくにはあともう少しというところですね。

JAL東京(羽田・成田)ーホノルル ビジネスクラスへの交換

ビジネスクラスへの特典航空券は片道4万マイルとなります。現在のビジネスクラスのシートはさらに小分けされており、ビジネススタンダード、ビジネスセミフレックス、ビジネスフレックスと3種類が用意されております。ビジネスクラスの値段はそれぞれ片道、16万円、16万円、46万円程度になっています。スタンダード、セミフレックスのシートでは1マイル4円相当の交換率で、もし仮にビジネスフレックスのシートを獲得する事ができれば1マイル11円相当の価値になります。往復では1人8万マイルで交換可能となり、これも今回の目安になりますね。

ハワイアン航空東京(羽田・成田)/新千歳ーホノルル エコノミークラスへの交換

ワンワールドアライアンスではないですが、提携航空会社としてハワイアン航空もあります。交換は往復で45000マイルとJALで行くよりも少し高めです。関西空港発では47000マイルとなっています。ハワイアン航空のサイトで確認すると往復15-17万円程度となっており、1マイル3-4円相当の換算となります。ハワイアン航空など海外の航空会社を利用する事で得られるメリットもある事はご存知でしょうか。JALやANAの国内の航空会社は燃油サーチャージを航空券とは別に請求します。そのため、特典航空券をマイルで購入したとしても、追加で燃油サーチャージが請求されます。実はこれがあなどれなくハワイ便で現在、往復4-5万円は請求されます。一方でハワイアン航空など海外の航空会社の航空券をマイルで購入するとしっかり燃油サーチャージも込みで購入した事になります。裏技として海外航空会社のマイルから国内航空会社の航空券を取得すると燃油サーチャージがかからないという手段があるようですが私はまだ勉強中です。これらを踏まえるとJALマイルを貯めた後にハワイアン航空の航空券を取得するというのはかなり有効と考えます。ただ前述の通りハワイアン航空はワンワールドアライアンスメンバーではないためJGC会員だったとしても一般会員と同じ扱いになります。。。残念!

9万マイルあればハワイアン航空でペアで往復航空券が入手できます。ハワイアン航空のマイルは友人にも分与可能となっていますが、あくまでJALのマイルを利用しての航空券購入を考えているので友人への分与は適応にならないと思われます(確認していません)。2親等以内の家族へは適応されるとは考えます(これも未確認)。

ハワイアン航空東京(羽田・成田)/新千歳ーホノルル ビジネスクラスへの交換

一番狙いたいのはここ。往復で8万マイルの交換となります。エコノミークラスと違ってJALとの交換比率と同じになりました。関西空港発は85000マイルです。実際の費用は38-50万円程度となっており、1マイル4-6円相当となっています。

マイル加算履歴の確認

さてたった1年でなぜこんなにマイルが貯まったのか。何か計算間違いなどがなかったか不安になる貯まり方です。そのためカード使用開始から今までのマイル加算の履歴を確認してみる事にしました。

  • JALショッピングマイル・・・57750マイル
  • 飛行機搭乗でのマイル・・・17448マイル
  • JALカード入会特典マイル・・5000マイル
  • JALカード毎年初回搭乗・・・2000マイル
  • JGC会員ボーナス(2年分)・・6000マイル
  • WAON利用などのポイント・・1384マイル
  • JALショッピングのマイル・・・2068マイル

計91650マイルとなりました。

驚きなのはショッピングマイルでの加算歴で、これまた500万円も使用した覚えはありません。詳細を全てさかのぼって確認する事はできませんでしたが、月2000マイル~8000マイル貯まっている事がわりました。私の家計簿として大きな出費がなければ生活費は20万円以下で抑えられているはずです。

ある1か月の加算履歴

6000マイル程度貯まった月の内訳があったのでまとめてみます。

カード利用額は月24万8028円でした。基本マイルは2483マイルでした。これは1回の清算毎に100円未満の端数を四捨五入した事によって単純計算の100円につき1マイルよりも多くなっています。内訳を見ると航空券の購入費用が15万7940円でした。この月はカード決算のほとんどが航空券購入費用であった事がわかります。JALでの航空券はもちろん特約店扱い、他にもイオンでの利用も特約店なので加算され1670マイル加算されています。ここからさらに、JALカードCLUB-Aゴールドによってアドオンマイルが航空券分のマイルがさらに加算されています。他にもアメックスのサイト経由から予約したホテルの費用もありアドオンマイルが281マイル加算されています。このアドオンマイルが計1861マイルとなりました。これらを全て合算すると2483+1670+1861=6014マイルとなりました。

航空券を購入するとどれくらいマイルが貯まるか

「飛行機によく乗る人はJALゴールドカードを使った方が良い」という情報は良く聞くので、実際にどれくらい貯まるかわからないままゴールドカードを使用し始めてみました。今回の振り返りで1回の航空券購入をゴールドカードを使用する事で得られるマイルを概算してみました。

羽田ー鹿児島の片道券での実際のマイル獲得数

まずは航空券購入費用です。実際の費用としては20370円でした。これのショッピングマイルが204マイル。これに特約店、ゴールドカードであればアドオンマイルで+408マイルが貯まります。次に飛行機搭乗によるマイルですが、基本マイルが451マイル(区間601マイルに75%の積算率)、これに248マイルがボーナスマイル(フライトマイルの55%、JMBクリスタル、JALカード会員)として加算されていました。今回、ツアープレミアムの適応の航空券取得ではなかったため、本当であれば150マイルも加算されていた様です(もったいない)。JMBサファイアに昇格した現在となってはボーナスマイルはフライトマイルの105%(474マイル)となります。修行する意味はここでも出てきます。

総計で204+408+451+248=1311マイル となりました。

重要なのは都市間のマイル数で今回は基本マイルが451でしたがこれは変化します。20000円で450マイル獲得であればだいたい2%程度の獲得ですね。区間によっては1%以下に下がる事は予想されます。

航空券購入&搭乗でのマイル獲得率は約6%、円還元率で25%

このマイル計算はカード利用額や搭乗記録からは個別では表記されないのでやはり自分で調べるしかありませんでした。1回の搭乗でここまでマイルが貯まるとは考えていませんでした。羽田-鹿児島間で計算すると約6.4%のマイル獲得率となります。だいたい150万円程度の航空券購入で9-10万マイル程度獲得できる事がわかりました。先ほどの特典航空券のマイル→円換算(1マイル4円と換算)を踏まえると25%相当の還元率となります。これは驚愕です。

実際の航空券購入に伴うマイル獲得について

2022年の航空機の搭乗回数は61回でした。今年は既に13回搭乗しています。計74回と計算して、だいたい片道1万数千円程度の便が多いので計80-90万円程度でしょうか。全ての航空券でのマイルを計算する事は無理でしたので、この航空券で仮に5%程度のマイル獲得率として計算すると40000~45000マイルを得ていた事になります。上記の通り現在はJGC会員となってアドオンマイルは驚異の105%となっており、本当はもっと獲得しているかもしれません。

他のカード利用でのマイル獲得について

航空券以外の実際のカード利用額は200万円程度

航空券購入による獲得マイルが概算できたところでショッピングマイルと搭乗での獲得マイルから40000マイルを引くとだいたい約30000マイル程度になります。特約店だけで買い物をしている訳ではないので150万円の使用という訳ではなく、実際は200-250万円程度の利用額と予想します。航空券以外でもマイル加算が大きかった月は住民税の支払いで使用していたりなど、単純に利用額が増えてマイル加算も大きかった事がわかりました。

JALカードでの特典も重要

あとはJALカード入会や初年度搭乗、JGC会員特典も間違いなく大きいです。ほぼ2年分を加算していて申し訳ないですが、去年の12月頃にJGCに入会できたため、12月にマイル獲得、そして新年になってからすぐにマイル獲得できているので短期間で大量にマイル獲得をする事ができました。JGC会員で3000マイル、CLUB-Aゴールド会員が年最初のJAL搭乗で2000マイル(通常カードは1000マイル)を獲得する事ができます。5000マイルを前回同様、1マイル4円で円換算するとちょうどゴールドカードの年会費17600円(AMEXでは20900円)をペイするような額になりますね。よく考えられている気がします。可能であればJGC修行を行って3000マイル/年を獲得しましょう。無償で12000円相当のポイントを毎年もらえるのは異常と思います。JGC資格維持のためにはCLUB-Aカードが必要で維持費は最低11000円/年かかります。これの補填費と考えるとこれもわかりやすいです。初回搭乗で1000マイル獲得になるのでこれはこれでプラスになりお得です。ただ2023年9-10月以降のJGC改定が発表されているのでこの辺りの資格更新条件が変更される気がします。個人的な予想ではゴールドカードが必須になったりするのではないでしょうか。7000円程度の追加費用でJGC維持できるのであればほぼ全員が払うとは考えます。

ポイ活での獲得はそこそこ

イオンでのWAON利用やビールに付属していたマイルへのポイント交換キャンペーンなどでこつこつ貯めてみても1000マイル程度でした。地上マイラーではないのでストレスにならない程度に貯めてみたつもりですが、そんな大したポイントにはやはりなりませんね。これだけで9万マイル貯めようとしたら80年かかります。

総括

やはり航空券購入&搭乗によるマイル獲得が半分以上という結果となりました。ここまで飛行機に乗る習慣がなくなってしまうとこのような状況にはならないと思いますが、これを享受できる内はJALカードでマイルを貯め続けようと思いました。マイル使用に関してももっとお得な使い方があるかもしれません。