Gremlins inc 2018秋季アップデート攻略

お久しぶりです。ハローウィンで巷が騒がしかった今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

Gremlins incの秋季アップデートが入りましたね。シンガポールサーバーでは今までにないアップデートがあり、戦略、攻略法も十分変わってくる事が予想されます。

1ヶ月程度プレイしてみて感じた、アップデートによる戦略、攻略法の変更点、気を付けたい事を書いてみたいと思います。

1.デッキから複数のカードが除去された！

正直、ビックリしました。せっかくたくさんの種類がある事で戦略性が上がるゲームであるのに、その楽しみを自らなくしてしまうとは！運営側も、1vs1のゲームでは不要と考えているカードがあるという事ですね。では、どのようなカードが除去されてしまったのでしょうか、見ていきましょう。

• 悪魔の約束
• ギルドサービス
• 表彰式
• 虚偽の証言
• 誠実な取引
• 罠　1枚除去（デッキ内に1枚のみ）
• ブードゥー人形
• 加速装置

どれも強力なカードばかりですね。特に、「加速装置」「虚偽の証言」「誠実な取引」は1枚で一気に形成が逆転しかねない、とんでもないカードです。秘密カードが3枚抜けている事も重要なポイントです。相対的な秘密工作員の弱体化に繋がっています（本当は新秘密カードが1枚あるので実質−2枚）。また、最初の4枚のカードと「ブードゥー人形」は名誉ポイントを奪う共通点があります。相手の名誉をマイナスにするカードがことごとく除去されている事になります。これはかなり重要な変更点です。

残っている相手の名誉をマイナスにするカードは「ドリコスからの頼み事」「然るべき休日」「正義執行」「価格競争」「ペレストロイカ」「盗人商人」のみとなりました。他は「終末時計」の効果や不幸カードを駆使しないと相手の名誉はマイナスにできません。

つまり、「名誉を一度獲得してしまえば、奪われる機会は相当減った」と言えます。以前では良いカードがめぐって来ない場合は「ひたすら名誉下げカードで足を引っ張って時間を稼ぎ長期戦狙い」のような攻略手段も取れましたが、今回のアップデートでそんな手段は取る事が難しくなりました。

シンガポールサーバーでの1vs1では、足の引っ張り合いよりも名誉獲得を優先した方が圧倒的に有利と言えます。これは以前からですが、次のターンに「名誉5以上を稼ぐカードを使う」or「罠」カード、どちらも使用可能なら前者を選ぶべきという戦略が一般的になると思います。市場の手前にいる時に「脱獄」カードを使用してきた相手にプレイヤー争いを仕掛けられる事も想定しないといけません。さっさとロケーションで資金を名誉に変えてしまえば、その名誉が奪われる機会はほとんどありません。何よりもまず名誉を稼ぐ事。これはGremlins inc攻略の定石です。

「誠実な取引」がなくなった。これはかなり良い改善だと言い切ります。この1枚は害悪としか言いようがないカードだと個人的には思っています。

このゲームでは手札は6枚とのことで、攻略として移動、ロケーションに使うカードは4枚程度で回していき、残りの1−2枚は強力なカードとして温存する事が可能です。そのため、以前では強力な「加速装置」「安全な投資」等を温存しておく事もできました。そんな大事な温存カードを「誠実な取引」は根こそぎ取られてしまうのです。かなり歪んだカードだと思います。しかも大事な要素として「手札を覗く事ができる」点が挙げられます。警察カード、裁判所カード以外ではこのカードしかありませんでした。さらに資金奪取も兼ねている。無茶苦茶なカードですよね。それがなくなった事はかなりの改善だと思います。2人でプレイしている以上、相手がこのカードを持っていると自分は使えない事になり、デッキ２周目でさらに相手にこのカードが回ってしまったら憤慨してしまいます。嫌な思い出ばかりのカード、これが除去されたのはかなりの改善だと思います。

相手のカードを奪う事ができるのは「個人調査」のみになりました。使っても交換できるのは1枚のみです。許容できる範囲内ですね。

「加速装置」がなくなった事も重要な気がします。この1枚でどれだけ形勢が逆転するか。どれだけのコンボが発生するかは皆さんご存知だと思います。多人数プレイとは違い、所持者を袋叩きにできないので、除去は仕方がない気もします。

全体的に相手を貶めるようなカードが減った印象があります。１対１なんだから正々堂々と勝負しなさいという事でしょうかね。ゲームの趣旨と異なるような気もしますが、プレイしていて理不尽さを感じる事が少なくなりました。手札差みたいなものがかなりなくなり、運要素がかなり削ぎ落とされた気がします。高ランクプレイヤーの実力が圧倒的になっている印象があります。1ターン1ターンの戦略の違いが露骨に結果に現れるようになりました。競技性が増したと言えます。これらのカード除去のアップデートは正解だと個人的には考えています。

2.新カードの登場

2枚の新カードが登場しました。それぞれ面白い効果だと思います。強力です。

・「秘密の抜け道」　宝物ロケーション　移動4　秘密カード

効果：アストラル界へワープする。

面白い効果です。今までアストラル界へのワープは「高速+公正」「捜査」「ファーストクラステレポーター」（「上手いワイロ」）がありましたが、さらに追加されアストラル界カードが使いやすくなりました。「然るべ休日」はカードを追加で使用可能ですが、単独でも強力なカードなので使用できるタイミングなら狙っていっても良いと思います。「隠し場所」とのトリプルコンボを夢見ていますが未だ実現できていません。

・「デーモンストレーション」　地獄ロケーション　移動1　犯罪カード

効果：プレイヤー全員から名誉1を受け取る。悪意+3、資金+200G

このカードは本当に強力です。悪意こそ上昇してしまいますが、ロケーション効果と合わせると資金+300Gとなります。「悪魔との取引」「秘宝」に次ぐ、「イカサマだ！」と同等の資金獲得カードとなっています。名誉回収は1vs1ではおまけ程度ですが、資金源として強力！地獄前の収入マスも考慮すると一気に資金獲得が見込めます。是非ロケーションで使いましょう。

3.キャラクターアビリティの補正

それぞれアビリティに若干の補正がかかりました。強化、弱体化は明白です。

・エンジニア：他プレイヤーが工場で働いた際の資金獲得がなくなった。弱体化。あまり気にする必要なし。

・政治家：セッション開始時の票が2→5票へ変更になった。強化。単純に5票は嬉しい。序盤からは狙わないと思うが、カオスカード発動の助けにも。

・貧乏人：逮捕時に資金最下位の場合、刑務所ではなくゴミ捨て場へ移動→逮捕時に100G未満の際にゴミ捨て場移動。弱体化。この弱体化は大きい。プレイヤー争いも100G台なら平気でしかけられます。その対策には全くなっていません。「不正流用」使用時の刑務所回避も不可能になりました。「反乱扇動」は資金調整で今でも逮捕回避は可能。以前は資金の優劣に構わずプレイヤー争いしかけるヤクザみたいなプレイヤーがいましたが(笑)、それも不可能になりました。プレイヤー争いの面で考えると圧倒的に秘密工作員の効果が上となりました。

・銀行屋：セッション開始時に+100G獲得。強化。いきなりプレイヤー争いをしかけたり、工場での「アーティファクト」作成も可能になりました。銀行まで遠い事に対する保証か？経営者が一番遠いのは内緒。

先ほども書いたように秘密工作員の若干の弱体化があるかもしれませんが、貧乏人の凋落による強化と考えても良いでしょう。名誉稼ぎブーストのあるエンジニアは相対的にかなり強化された印象があります。作ってしまえば奪われない。名誉は稼いだが勝ち。亡者は地獄カード追加+1除去-2で枚数上マイナスですが、強力な資金獲得カードの追加はプラスと考えても良いのでは？カードでの資金獲得は短期決戦向けになります。

上位プレイヤーの使用キャラで見るとエンジニア、銀行屋、秘密工作員がほとんどでした。エンジニアが増えている気がしますし、自分でも使っていて強い印象があります。貧乏人はほとんど見かけなくなりましたね。ワイロが少なくて済むのはかなりの利点だと思いますが嫌われてしまいましたね。

勝率で言うと銀行屋が高いですが、収入をコツコツ増やすプレイをしていると、本当の高位ランカーには短期決戦でボコボコにされてしまいます。普通にプレイするなら、収入上げて長期決戦狙いが攻略としてのド定番でしょう。収入が高い状態だと最終盤での動きが全く変わってきます。

さて、色々　雑多に書かせて頂きましたが、アップデートに対する攻略情報としてまとめておきます。もう少し役に立ちそうな事はいずれまた書きます。