【JALショッピング】ワイン福袋2023 最高ランクの中身を教えます

あまり福袋は好きではない。「結局使わない物が入っていたり。。。」というがそれは買った人の工夫次第であるので文句は言えない。何が気に食わないかというと、最近は福袋用の商品を開発して大量生産している企業もあるというのを聞いたからだ(ファッション福袋だったはず)。

福袋というのは共通認識として「売れ残った商品をまとめ売りして、店頭価格よりも安く」買う事ができるというのが魅力だったはずだが。福袋のためにわんさか商品を作っているようでは、本末転倒である。ただの商機としか考えていないのだろう。そこで売れ残ったものはどこへ行っているんだろうか。きっとたくさん売れ残っているに違いない。。。

苦肉の策として中身がわかる福袋というものもあるらしい。これではただのまとめ売りだ。抱き合わせ商法と変わりないだろう。つまり消費者(わたし)が求めているのは、

「何か素敵なものを定価より安く手に入れたい。素敵なものは何かわからないからドキドキする。だけど、結局、素敵なものじゃないと嫌!」

という気持ちである。

今回、この気持ちを存分に味わせてもらえた福袋がある。

題名にある通り「JALショッピング ワイン福袋」である。

JALショッピングはもちろん日本航空が運営する通信販売会社である。マイルが貯まり使える事、「うどんですかい」などの商品を買える事でも有名なサイトである。ちなみにJALグローバルクラブ会員であれば10%割引で買い物をする事ができる(これはあまり紹介されていない気がする。JALショッピングにログイン後、マイページで適用されているキャンペーンで確認できる)。

最近、「ワインをある程度知っているくらいにはなろう、、、」という事で勉強中の身である。

以前は高いワインをおいしいおいしいと飲んでいたが、それももったいないような気がしてきた。せっかく飲むのであれば、どれくらい価値があり、どれくらい良いものかをわかった上で飲みたいと思ったのである。ワインのずるいところは、結局いくら勉強しても飲まないとその味は知らないという事だ。頭でっかちになるのは立派なことだが、いろいろなワインを飲んだことがある人の方が説得力があるのは自明である。

おいしいワインを飲みたい。ただ知識はないけれど、逆に良いワインの勉強をしたい。その時に発見したのがこの福袋である。なんという僥倖だろうか。練習するから良いギター買ってくれの心理である。

福袋にも色々な種類があるが今回買ったのは11万円のオーパス・ワン2013年が絶対に入った赤5本セットである。オーパス・ワン。一度飲んだが、その味は凄かった。赤ワインの良いところだけを詰め込んだそんなワインであった。「重厚であり果実味がありながら、爽やかでもあり、カリフォルニアでたくさん日差しを浴びたんだね。。。」という、どこかで聞いた事がある言葉そのままのワインである。これは記念日などに飲みたいワインである。一生で100回は飲まない方が良いだろう(本当は飲みたい)。

これを買うには直接オーパス・ワンのサイトに登録して買うか、ワインショップのネット通販で買うのが普通なのだろうか。デパートで買うとなると、卸が入るのでネット価格では絶対に買う事はできない。

そのワインが含まれ他にも良いワインが入って11万円。買いである。

限定20セットのみという事であったが、正月以降も残っていた。現在は売り切れ。

今回は福袋のためJGC会員の10%割引は適応にならないようだ。確かにこれが9万9000円になったら大変な事である。ちなみに買う前にネットで調べたところオーパス・ワン2013の価格は80000円弱であった。もちろんビンテージものなので世界中で飲まれれば減っていく一方である。残りのワイン4本で3万円分あれば儲けものである。良いワインという事で、私の教育材料にもなる。

それで買ってみた。結果として大正解だったと思っている。来てから勉強した事も書き加えておく。値段はJALショッピングでの実際の値段。探せなかったものは同等のもの。

・オーパス・ワン2013 言わずと知れた最強のカリフォルニアワインの代名詞(2018年のものが88000円) 

・シルバーオーク Napa Valley Cabernet Sauvignon 2015 カベルネだけを作りその頂点に立つ。ナパバレーでオーパス・ワンと同郷(2016年のものが23650円)

・タレー Rosemary’s pinot noir 2017 ピノ・ノワールとシャルドネの両方で有名な醸造家のピノ・ノワール。シャルドネの方は2006年に米仏対決で1位に輝いている。これもカリフォルニアワイン。ローズマリーの限られた畑で丁寧に作られているので無印より高価(JALショッピングサイトにはなし。12000円程度)

・エラスリス ドン・マキシミアーノ 2017 チリワイン カベルネ・ソーヴィニヨンにマルベック、カルメネール、プティ・ヴェルドとカベルネ・フラン。エラスリスはチリでトップのワイナリー。2017年のものは調べると150周年の木箱に入っている。(14300円)

・エラスリス KAI 2017 上記と同じワイナリー。チリ特有の品種カルメネールの最高傑作との事。(2018年のものが14300円)

・これに加えてJALプレミアムエコノミークラスで飲むことができるダブルオー赤2本、白2本

24本入りで9800円程度なので1本400円程度、1600円

これら5本のワインを選んだ人のセンス。オーパス・ワンを目玉商品にしているから新世界ワインは好きでしょ。その中で最高級のものを比べて、カベルネでそれぞれ1本ずつ。あとはピノ・ノワール、カルメネールの最高級1本ずつといったところか。

最終的な合計金額は定価で153850円であり29%オフで手に入れた事になる。逆にこのワインを11万円で用意する事は無理な気がする。このワイン達をしっかり保存するためにワインセラーも年始に買ってしまったがそれはまた別のお話。

このワインを今年は大事に飲んでいこうと思う。2024年のJALショッピングワイン福袋もあるのであれば買ってみたい。

今年も良い一年を