【JAL/ANA株主優待券】どうやって使うの?その仕組みは?値段は?価格比較を開始した2023/1/20

前回の記事で緊急時の株主優待券の必要性を感じた私は株主優待券を買い足す事とした。2022年の年末に株主優待券をオンラインで探しているとある事に気付いた。

「株主優待券ってこんなに安かったっけ?」

昔、株主優待を単純に換金した際にどれくらいの価値があるか調べた事があって値段は安定してるものと考えていた。しかし、そうではない様だ。年末の値段を見てみると日本航空(JAL)最新の株主優待券はオンラインストアで2100円程度であった。過去に私が知っていた値段は5000円程度であったので、これにはけっこう驚いた。調べてみると、2020年のコロナ禍で需要が減り価格が暴落したとの事。

暴落!株主優待券も暴落するのか。航空運賃はコロナ禍で下がった訳ではないはずなので、単純に需要が減ったという事だろう。逆に、今の安い相場であれば株主優待券を用いての得られる利ザヤは最高に良いのではないだろうか。

そしてさらに驚いた事。前回の記事で2000円くらいで株主優待券を入手できると書いたが、現在既に値段が上がっているのだ。ここまでダイナミックに値段が変動するとは思わなかった。オンラインショップで確認できた値段をプロットしてみようと思う。これから値が動くとなると、それが楽しみでもある。ネットで値動きを調べてみると年末の帰省に合わせて値が上がる傾向があるとの事。他の需要が増える時期としては5月のゴールデンウイーク、8月のお盆だろうか。

日本航空(JAL)優待券の仕組み、有効期限

JALは半年ごとに株主へ優待券を郵送する。3月、9月に確定するが郵送されるのはその後で、使用できるのはそれぞれ6月1日と12月1日からとなっている。有効期限は1年6か月。つまり現在使える株主優待券は3種類に分けられる。新券、旧券、旧旧券などと呼ばれている。6月1日になると旧旧券が紙くずとなり、新しい新券が使えるようになるのだ。12月1日も同様。これが繰り返される訳だ。

現在使える株主優待券の期限は以下の通り

  • 新券 2022年12月1日~2024年5月31日まで
  • 旧券 2022年6月1日~2023年11月30日まで
  • 旧旧券 2021年12月1日~2023年5月31日まで

※画像はイメージです

全日空(ANA)優待券の仕組み、有効期限

ANAはJALと同様に半年ごとに株主へ優待券を郵送する。権利が確定する日、郵送される時期も同様で6月1日から使える券と12月1日から使える券がある。JALと異なっている点として全日空(ANA)の株主優待券の有効期限が1年しかない事だ。これはとても重要な相違点である。つまり現在使える株主優待券は2種類しかない。新券と旧券だ。旧旧券があったとしてもそれは既に紙くずである。

現在使える株主優待券の期限は以下の通り

  • 新券 2022年12月1日~2023年11月30日まで
  • 旧券 2022年6月1日~2023年5月31日まで

※画像はイメージです

JALとANAの株主優待の比較

ここで気付くべきなのが日本航空(JAL)の旧旧券と全日空(ANA)の旧券が同じ有効期限なのである。売る側の値段を評価したい場合、紙くずになるまでの時間が重要と思われる。そのためJALとANAでは比較すべきは旧券同士ではなく、JAL旧券とANA新券、JAL旧旧券とANA旧券である。

株主優待の購入価格設定

値段設定はどのサイトもおおむね新券=旧券+50-100円=旧旧券+50-100円となっている。これは推測になるが、価格基準になっているのは一番有効期限が短い航空券。そこから勾配をつけて値段設定をしていると思われる。理由としては、購入者は一番安いチケットを買う事が予想されるからだ。私の様なお守り代わりで買う人間(前回記事参照)は期限が長いものを買うと思われるが、普通の購入者は1か月後の航空券を買うために株主優待券を入手するのが一般的だ。既に消費する事を想定して買っている購入者が一番安い設定価格の株主優待券の価格を決め、新券はそれプラスいくらといった計算をしていると思われる。

株主優待を安く買いたい

google検索で表示されるオンラインショップでそれぞれの値段を調べてみた。値段はだいたい一様だが、しっかりとサイトごとに差がある。絶対に最安値のサイトで買いたいものである。

本日のオンラインショップの販売価格は以下の通り

  • JAL新券 最安値2400円
  • JAL旧券 最安値2350円
  • JAL旧旧券 最安値2300円
  • ANA新券 最安値2400円
  • ANA旧券 最安値2300円

株主優待を高く売りたい

逆に株主の方が大量に優待券を持っている場合は少しでも高く優待券を売りたいものである。こちらもGoogle検索で表示される買取サイトの値段を比較してみた。

本日のオンラインショップの販売価格は以下の通り

  • JAL新券 最大買取2000円  最安買取1500円
  • ANA新券 最大買取1900円 最安買取1500円

コメント

  1. […] 結論は株主優待券である。航空運賃が50%割引になるこの券。株主にならなくても大丈夫。現在1枚2000円(−3000円)程度で金券ショップなどで手に入れることができる(詳しくは次記事参照)。もちろん株主じゃなくても優待券を持ってさえいれば使用可能だ。50%割引というとかなりお得に感じるかもしれないが、これは普通運賃から50%割引ということだ。普段、旅行などで飛行機に乗る時は少なくとも数週間前から予約することが普通だと思う。その場合は早割などの料金体系になっている。正直なところ、早割などを駆使すると優待券利用とほとんど金額が変わらなくなり(1000円程度の差のことも)、あまりお得ではない。だが、今回の様な緊急事態では話が変わってくる。仮にこの時、優待券を2枚(4000−6000円程度)を所持していたとしよう。 […]