映画バッド・ティーチャー

2012年公開 92分 恋愛コメディ

  • 恋人と見れる   ★★★★★
  • 家族と見れる   ★★
  • 中学生から見れる ★★★★
  • 子供も見れる   ★
  • 男性が楽しめる  ★★★★
  • 女性が楽しめる  ★★★★

キャメロン・ディアス39-40歳頃の作品

ジャスティン・ティンバーレイク、ジェイソン・シーゲル、ルーシー・パンチ、ジョン・マイケル・ヒギンズ

映画「バッド・ティーチャー」予告篇

女アメリカ版GTOといったところか。視聴後は何となく爽快感。

玉の輿に乗る事が人生の目的と認識してそれを実行に移す主人公。挫折から始まる事でその意志は揺るぎないものとなり、幸運な事にすぐに玉の輿相手は現れる。恋愛対象になる男性は失恋したばかりという状況ではあるものの、過去の彼女の写真を見るとある特徴が。

それを見た事で主人公は豊胸手術を目指す事に。

「玉の輿結婚を目指す+豊胸手術を行う」

という目的を並行して目指す主人公。ストーリーの組み立ては全く違和感なくすんなりと受け入れる事ができる。男性が資産家の息子である事は腕時計のくだりから自然にわかる。アメリカ人の感覚はわからないが、初登場時の身なりも良いところのお坊ちゃん風なのだろう。Facebookのザッカーバーグの雰囲気に似ていると感じたが、それもそういう事なのだろう。主人公の年齢設定はわからないが30代の女性を想定していると予想。

恋愛対象の彼氏以外には塩対応、恋敵の女教師には敵対意識などで笑わせてくれる主人公。豊胸手術のための資金集めのためのミッションも次々と出現し無難にこなしていく。

しかし、恋敵に彼氏は取られ最初の目的は失敗。クラスの成績を上げる事で報奨金を獲得する事は成功するが、まだ彼の事は諦めきれない様子の主人公。

林間学校のような行事前に一計を案じ、恋敵を旅行に同伴させない事を成功。宿泊施設で玉の輿相手を誘惑しベッドインするが何か変。。。全く満足しないまま部屋を後にする彼女に何か思う節が。。。

リンカーンの出生地の様な見学地で、過去の偉人に発言に発奮しクラスメイトの女子に告白するナード風の男の子。あっさり惨敗し、心折れた男子は逃亡し、それを追いかけるエリザベス。

「あんたに彼女は惚れるわけない。あの子が好きなのは見た目チャラチャラした頭からっぽのラッパーなのよ。それくらいあの子は頭空っぽなの。あなたの魅力がわかるようになるのは大学生くらいになってから。」

という社会経験を踏んだお姉さんの発言。少年も驚愕していましたが、それが事実。それをこうやって言葉にして教えてくれる大人ってなかなかいないんですよね。そもそも可愛い女の子が好きな男児も見た目が好きという全く同じ原理で恋愛しているのだから、相手が同じように格好良い男の子が好きでも何も矛盾していないのですが。大学生になったらあなたの魅力がわかるようになるって伝えるのも救いになっていて良いです。

最終的には自分の気持ちに素直になって自分に合った素敵な相手を見つける主人公。

豊胸手術を目指している事を恋敵から職場にばらされるのですが、周りの反応はとても良く。

「子供にとってもとても良い影響になる。自分のこだわりに執着したほうが良いというね」

という発言はさすがアメリカとは思いました。自由恋愛だからこそ、何を目的にするかも自由。お金が目的で結婚する事の惨めさを自覚した主人公が、自分の好きな人と好きなように生きていくのを選ぶ話。

恋敵の女性には過去に何かしらやらかした経歴があり、主人公と以前は同類だったのかもと思いましたが、詳細はわからないままでした。

1時間半程度でノンストップで話は続きます。キャメロン・ディアスのセクシーさ、奔放さが光る良作です。ルーシー・パンチの恋敵役は表情一つ一つがとても憎らしく、それも魅力です。

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