ふるさと納税でお得な生活を
節税方法として、もはや一般化したふるさと納税だが、まだまだ2022年の利用率は10-20%と言われており、まだまだふるさと納税を行っていない方もたくさんいるのではないでしょうか。サラリーマン等の給与所得の方は自営業の方とは異なり節税方法も限られているので、まず利用すべき制度と考えられます。
どこのサイト経由でふるさと納税すべき?
サイトはたくさんあるが、それぞれ特徴がある
各種サイトで、ふるさと納税を行うことができます。ふるさとチョイス、さとふる、楽天ふるさと納税やJALふるさと納税などおそろしくたくさんのサイトがあります。サイトによって品揃えが異なっているので、可能な限りたくさんの選択肢があるサイトから納税したいと考えます。また、最近はキャッシュバックならぬポイントバックを恐ろしい還元率で行なっているサイトもあり、むしろ重要なのはそちらのポイントなのではないかと考えておりました。
ふるさと納税サイトの大量ポイント還元を狙おう!
楽天ふるさと納税では楽天ポイント、さとふるではPayPayポイントやAmazonギフト券にそのまま交換できるさとふるマイポイントがもらえます。さとふるではこの還元率がキャンペーン期間中だと14%もの数字になり、10万円寄付するとそのまま1万4千円相当のポイント還元を得ることができてしまいます。納税しているのにポイントをもらえてしまう。よくわからない状態になっています。もちろん支払いにクレジットカード等を利用したら、その利用分もクレジットカード毎で還元されたりする訳ですから、実質いくら得しているのか本当によくわからないくらい得していることがわかります。
さとふるを私は選んでいる
基本的にこういったサイトの利用は一点集中した方が何かとお得なので、私は昔からあったさとふるしか利用していません。楽天カード利用者など、楽天経済圏をよく利用している方は楽天ふるさと納税のサイトを利用するというのは理に叶っていると思います。他のふるさと納税サイトもたくさんあるので自分の普段利用している経済圏を意識しながら選ぶことが重要でしょう。
さとふるのポイント還元ってどうなの?
さとふるでは会員ステータスランクがある
さとふるでは2022年11月からさとふるマイステップという会員ステータスが登場しました。これはホームページ上では「レギュラー、ブロンズ、シルバー、ゴールド」の4つがあると明記されています。それぞれのステータスに応じてさとふるマイポイントの還元率が変わるとされております。達成条件は3つ紹介されていて、
1.アプリのダウンロードやアプリからの寄付など
2.年間3回以上の寄付など
3.レビュー投稿など
と意外とハードルは低く設定されています。つまり誰もがゴールドステータスをさっさと達成するというのが前提になっているシステムということがわかります。
マイステップごとにポイント還元率が変化
さて、ゴールドマイステップになると還元率が+1.5%となり、さらにさとふるマイポイントからPayPayポイントへ交換すると交換率が1.03倍になることが紹介されています。ぜひ、ポイント交換する場合はゴールドマイステップを達成してから交換したいものです。
さとふるプレミアムマイステップについて
隠しステータス、プレミアムマイステップが存在する
しかしここで、5番目のマイステップステータスがあることを発見してしまいました。突然、私も見慣れない紫色のマークが表記されて気づきましたが、サイトで紹介されている4つのステータスというのは実は誤りの様です。もしかすると、さらにこの上のマイステップステータスが隠れている可能性もあるかもしれません。この上のマイステップステータスに気づいた方がいましたら、教えていただけますと幸いです。
プレミアムマイステップの特典
プレミアムマイステップを達成した後に気になるのは、その特典ですよね。ポイント還元率を確認してみると驚異の+2.0%であることがわかりました。ゴールドマイステップよりもさらに0.5%増加しており、差を感じますね。しかもPayPayポイントへの交換率は1.04倍になるとのことでこれは、大した差ではなく感じますが、嬉しいのは変わりありませんね。しかも、ゴールドマイステップでは会員の有効期限が翌年の12月31日までであったのに対して、プレミアムマイステップは毎年自動的に継続更新されるとのことで露骨に囲い込みをしようとしているのがわかります。
プレミアムマイステップを達成する条件
今回、私も意図せず、プレミアムマイステップを達成してしまったのですが、達成条件がしっかり設定されている様です。対象条件はさとふるで年間36万円以上寄付した方となっています。達成した翌月1日からプレミアムマイステップの特典が適用されるとのことでした。実際にこの金額を寄付できる年収を、さとふるの簡易計算ではじき出してみると、単身家庭で年収1500万円が36万3000円が上限額と表記されます。このくらいの年収があったとしても扶養家族がいる等、条件が変わると上限額が変わってしまうので達成はやはり難しいと考えられます。
マイステップを達成する裏技
ただ、上限額を気にせずに寄付をする(節税にはならない)という裏技もあるかと思いますので、プレミアムマイステップが永年(と仮定して、もちろん勝手に改定される可能性はあります)として1年間余計にふるさと納税するという手もないわけではないと思います。
さとふるプレミアムマイステップに無理矢理寄付をしてなったら結局お得になるのか
年間上限額10万円の寄付額でシミュレーション
例えば年間10万円ふるさと納税できる方がいるとして(目安として単身年収700万円で10万7000円上限)、1年だけ余分にふるさと納税してみるとします(-26万円)。これにてプレミアムマイステップを達成できます。さて翌年から予定通り毎年10万円寄付する訳ですから、ポイント還元率としてゴールドマイステップであれば1.5%つまり1500さとふるマイポイントがゲットできるところを、プレミアムマイステップであれば2.0%ということで2000さとふるマイポイントができると、、、500ポイントはだいたい500円相当なので、元を取るには260000÷500=520年かかることになります。全く元をとれません。
年間上限額20万円の寄付額でシミュレーション
年間20万円の上限額の方はどうでしょう。目安は単身年収1100万円の方です。ふるさと納税の上限額は20万1000円と簡易的に計算できます。1年間だけ36万円の寄付を行なったとして、-16万円。同じ様に次の年から20万円のうち0.5%がマイポイントボーナスが増えるとして、お得になるのは年間1000さとふるマイポイントです。つまり元をとるために160年かかる計算になります。これもだめ。
年間上限額30万円の寄付額でのシミュレーション
上記2つが全く現実的でなく、むしろ損することはわかりました。さて30万円程度の寄付額を設定できる方ではどうでしょう。目安としては年収1300万円程度の方です。単純計算で1年間だけ6万円だけ多く寄付して、-6万円。次の年から通常通り30万円の寄付を行う事で得られるのは+1500さとふるマイポイントです。ここでようやく40年程度という少し現実的な数字が出てきましたね。ただ20歳から60歳まで働いてようやく40年です。20歳から年収1300万円を達成し続けるという条件を考えると、現実的ではない事もわかります。
プレミアムマイステップを狙ってもお得になる寄付上限額
上記のことから基本的には無理矢理狙って条件を達成することをお勧めできないことがわかりました。おそらく35万円程度の年間寄付上限額の方が1年だけ1万円多く寄付をして36万円/年という条件を達成した場合、おそらく6年程度かけてようやくプラスになる事が予想されます。34万円/年の方であれば10数年となります。返礼品の還元率まで考えて、1万円寄付して3000円相当の返礼品をもらえた訳だから実質は-7000円という意識で、4−5年で元が取れるという考え方もありかと思います。あと少しで年間36万円の上限額に手が届きそう!という方は狙ってみても良いかもしれませんね。
まとめ
さとふるの会員ステータス、マイステップには裏ステータスとしてプレミアム マイステップが設定されている。年間34-35万円程度の寄付が可能な方は年間36万円という条件達成を目指してみても良いかもしれません。
※達成条件はさとふるサイトで改訂される可能性が十分にあるので寄付が自己責任で行ってください。