2023年3月の振り返り
・販売価格の推移
日本航空(JAL)の株主優待券は値下がりが続く
2極化が完全に完成しました。日本航空(JAL)の値下がりが3月初旬から始まりつつ、右肩下がりになる訳ではなく少し持ち直している様子。一番期限が短いJAL旧旧券は値下がりが止まりません。単純に供給過多になっている影響でしょう。
濃い赤は最安値、ピンクは次点 点線は平均値
全日空(ANA)の株主優待券の値上がりが止まらない
一方で全日空(ANA)は値上がりが止まりません。もはやコロナ前の5000円程度に値が戻りそうな印象です。JALと比較して供給量が限定的であるため、同じ需要だとしてもここまで値が開くのは頷ける結果です。しかも驚くべきは新券、旧券の値段の差がほとんどないという事です。これが何を意味するかというと目下の旅行で使用するために使用しているという事でしょう。間違いなく供給不足に陥っている事が原因で、この値上がりの兆候は次の株主優待券の使用開始(6月~)までは続くことが予想されます。
濃い青は最安値、薄い青は次点 点線は平均値
・買取価格の推移
日本航空(JAL)の株主優待券の買取価格は少し持ち直しました。しかし2300円の買取価格の高値更新には至っておりません。供給不足+新券として有効期限が長い事を期待して値が上がるかもしれません。
一方で全日空(ANA)の株主優待券の買取価格は販売価格と同様に値上がりが続きます。図では見ずらいかもしれませんが3700円まで値上がりが続いております。これは販売価格と同様にこのまま値上がりが続く事が予想されます。面白い事に、今まで買取価格が一番安く、絶対に譲らなかったサイトですらANA株主優待券の買取価格を値上げし始めました。背に腹は代えられないという事でしょうね。相変わらずJAL買取価格は据え置きですが。
あまり推奨された事ではありませんが、2か月前に2300円程度でANA株主優待券を大量購入していた場合、約1.5倍で転売できる事になってしまいます。転売ヤーに気付かれると大変な事になってしまいそうです。しかし、2022年~2023年はコロナ明け、航空需要が高まっている影響とも考えられるため、この兆候が毎年続くかは不明です。当サイトでは株主優待券の転売行為を決して推奨しておりません。くれぐれも転売するとしても金銭的リスクが高い行為である事を覚悟の上、自己責任で取引してもらいたいものです。
最大買取価格は濃い赤、青 点線は平均値 ピンク、薄い青が最低買取価格
最新の販売価格、買取価格は以下に掲載
株主優待券を最安値で安く買いたい
2023年3月31日(金)
- JAL新券 最安値2500円 次点2600円 平均2700円
- JAL旧券 最安値2400円 次点2500円 平均2575円
- JAL旧旧券 最安値2100円 次点2100円 平均2350円
- ANA新券 最安値4100円 次点4100円 平均4208円↑
- ANA旧券 最安値4000円↑ 次点4050円↑ 平均4133円↑
株主優待券を最大買取価格で高く売りたい
2023年3月31日(金)
- JAL新券買取 最大買取2300円 最安買取1500円 平均1933円
- ANA新券買取 最大買取3700円 最安買取2500円 平均3183円
有効期限
JAL株主優待の有効期限
- 新券 2022年12月1日~2024年5月31日まで
- 旧券 2022年6月1日~2023年11月30日まで
- 旧旧券 2021年12月1日~2023年5月31日まで
ANA株主優待の有効期限
- 新券 2022年12月1日~2023年11月30日まで
- 旧券 2022年6月1日~2023年5月31日まで
次の期限(5月31日)まで61日、8週
とうとう旧券、旧旧券の有効期限が残り2か月となりました。JAL旧旧券の値下がりが続くのか、ANA旧券の値上がりはどこで止まるのか、注目していこうと思います。
航空業界のニュース
現在、JALが3月に一度失敗した大規模セールの真っただ中です。全区間6600円という破格の企画ですが、搭乗期間としては4月22日~28日と短期間に区切る事、仮想待合室の設定などで過剰アクセスを防げているようです。正直、数週間後の飛行機搭乗を今から予約する人間は絶対に仕事ではなくレジャー向けのものと思われます。レジャーと言っても4月の新年度が始まってまもなく有給を取得するのは考えにくいと思われます。空いているシートをどうしても販売したいのでしょうが、労働世代にはあまり恩恵がないように思われます。