こんばんは
さて、うちのおばあちゃんの話ですが、年も年なので耳もかなり遠くなっており、言ってる事がなかなか伝わらなくなってきました。それでも、頭はしっかりしているので、聞こえさえすれば意思疎通は可能なのですが、それが難しい。
わかりやすい言葉だと、やっぱり聞き取りやすくもあるみたいで、意思疎通は簡単になります。相手が予想しやすい言葉選びは難聴の老人にはよく効きますね。あと、医学的見地から言うと、老人性難聴は高い音から聴き取りにくくなるので、なるべく低い声で話してあげるのも大事です。男の人の声だと聞こえやすいのです。高い声でキーキー喋ってる人の声は聴き取りにくい。大抵、難聴にいらいらしている人は高音でキーキー喋るので逆効果ですね。
あと、耳元で大きな声で話してはいけません。耳元で大きな声で話すと、老人性難聴だと、その話し声が普通より大きく聞こえてしまうのです。なんとも難しい。普通に接しようとすると、けっこう逆効果になってしまうと思います。気をつけましょう。
本当はこんな真面目な話をするために書いている訳ではないのです。
耳が遠くなった自分の祖母を見ながら思い出すのは、志村けんがドリフでやっていた「神さまコント」なのです。何かお祈りをしていると、神々しい音楽とともに神さまが現れる。びっくりした人が「あなたは神さまですか?」と聞くが、神さまは耳が遠くてなかなか聞こえない。
「あなたは神さまですか?」
「なぁ?にぃ〜?」
「あなたは神さまですか?」
「あぁ?なんだって〜?」
「あ、な、た、は神さまです、か〜?」
「トンデモねえ、あたしゃ神様だよ。」
お決まりのセリフですね。さて、このやり取り、見ていてとても面白い。神さまなのに、年をとっているせいで、とても間抜けに見えるんですね。そしてお祈りしている人もだんだん神さまにイライラしてくる。
さてさて表題通り、このやり取りにはある面白みが隠されているのです。
神様ですか?と聞かれたが、なかなか聞こえない神さま
しつこく聞いた後に神さまは何と聞こえたか不明ですが「トンデモねえ、あたしゃ神様だよ。」と言うのです。
さて、神さまには何て聞こえていたのでしょう?
この世に神さま以上の存在なんている訳ないですよね。なのに、神さまは「〇〇ですか?」と聞こえてしまい、「トンデモねえ」とへりくだるのです。〇〇は何なんでしょう?笑
普通に見ていると、老人の神さまとのやり取りが楽しいのですが、よくよく考えるとこんな謎が浮かび上がってきます。他にもドリフのコントにはこういう事があるのでしょうか。
さて、今回のまとめです。
- 耳の遠い老人には低い声でそこそこの音量で話しましょう
- 神さまコントでは、神さまは何て聞こえ間違いたのでしょう?